外貨建て債券で資金を運用する場合には、外貨預金と同じように、TTS、TTB、それに税金のことも忘れてはいけません。改めて説明すると、たとえば米ドル建ての外債を買う場合は、いったん円を米ドルに替えて米ドル建て外債を買い、満期になれば米ドルを円に替えて受け取ります。利付き債の場合は年に一度とか二度の割合で利息を受け取りますが、それも米ドルでついた利息を、円に替えて受け取ります。この、円を米ドルに替えるとき、あるいは米ドルを円に替えるときに、市場の変化によって時々刻々と変わる為替レートが適用されます。しかしその為替レートは、新聞やテレビで報道される為替レートではありません。毎日報道されているのは、仲値という銀行同士の取引で適用されるレートで、外債投資の場合には、それに手数料をプラス、あるいはマイナスしたTTS(対顧客電信売相場)やTTB(対顧客電信買相場)が使われます。円を外貨に替えるときに適用されるのがTTS、外貨を円に戻すときに適用されるのがTTBです。